こんにちは、ももじり(@momojiri_fit)です。
今回ご紹介する書籍は、「筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典」。
書籍のタイトル通り、筋肉の使い方と鍛え方が超わかりやすく解説されています。
フィットネスインフルエンサー達もこの本をオススメしていることが多く、万人にオススメできる一冊。
その情報量や情報密度は、「筋肉の辞書」といっても過言ではない内容です。
僕も繰り返し開き過ぎて、今では本が若干くたびれています。笑
そのくらい重宝しています。
本書の内容は、基本的・網羅的で風化しない情報です。
頭に叩き込んでおくと、恐らく一生涯レベルで役に立ちます。
正直、2000円弱でこの内容は超絶買い。
「筋肉の使い方・鍛え方 パーフェクト事典」の書籍データ
書籍データ
項目 | データ |
---|---|
出版社(発行所) | 株式会社 ナツメ社 |
初版発行日 | 2015年10月1日 |
ジャンル | 筋肉の働き・筋トレ方法 |
ページ数 | 255ページ |
目次 |
|
専門性 | |
読みやすさ |
こんな人にオススメ!
- 筋トレ初心者
- トレーニング知識を深めたいトレーナー
- スポーツパフォーマンスを上げたい人
著者:荒川 裕志(あらかわ ひろし)
1981年福島県生まれ。国際武道大学体育学部助教。早稲田大学理工学部卒業。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。
国立スポーツ科学センター研究員を経て現職。専門はバイオメカニクス・トレーニング科学。
元プロ格闘家としての経歴も持つ。
『効く筋トレ・効かない筋トレ』(PHP研究所)など、著書・共著書多数。
引用:荒川 裕志(2015年10月1日)
『筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典』
発行:株式会社ナツメ社
監修者:石井 直方(いしい なおかた)
1955年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。
専門は身体運動科学、筋生理学。日本における筋肉研究の権威として知られる。
ボディビル選手としても活躍し、ミスター日本優勝、世界選手権3位など輝かしい実績を誇る。
『筋肉学入門』(講談社)、『石井直方の筋肉まるわかり大事典』(ベースボール・マガジン社)など著書・監修書多数。
引用:荒川 裕志(2015年10月1日)
『筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典』
発行:株式会社ナツメ社
「筋肉の使い方・鍛え方 パーフェクト事典」のここが面白い
それでは、本書の魅力的な点について深掘りしていきます。
ここが素敵!推しポイント
- オールカラー&図解が豊富
- 筋肉の働きと鍛え方が網羅的にわかる
- 筋肉のデータがわかる
- 人間の動作に基づいた解説
順に見ていきましょう。
「筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典」推しポイント① オールカラー&図解が豊富
とにかくわかりやすいのが本書の特徴。
全ページオールカラーで図解がふんだんに使われています。
これは、学ぶハードルをとっても下げてくれます。
通常、専門書を手に取ったときに浴びせられる洗礼は、いわゆる「文字壁」。
ページ一面にびっしり敷き詰められたテキストは、正直読み手を遠ざけます。
うわぁ…
難しそうだし、やめとこう…
(そっ閉じ)
本屋で興味をそそられて開いた本に抱く印象は、こんな感じではないでしょうか?
しかし、本書はオールカラー&図解でかなり見やすい構成。
文字壁?なにそれ?状態。
オールカラー&図解
引用:荒川 裕志(2015年10月1日)
『筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典』
発行:株式会社ナツメ社
みんなの嫌いな文字壁は!
全体的な読みやすさはピカイチ!
「筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典」推しポイント② 筋肉の働きと鍛え方がわかる
本書では、全身の筋肉の働きや鍛え方が解説・紹介されていて、網羅的に理解することができます。
特に筋肉と関節の働きや関係性については、トレーニングの種目選択にも役立てることができ、インプットしておくべき情報でしょう。
大胸筋を例えに見てみましょう。
大胸筋の働き
- 肩関節の内転
- 肩関節の水平内転
- 肩関節の内旋
- 肩関節の屈曲
- 吸気の補助
筋肉と関節の関係性を理解していれば、鍛える狙いを明確に持つことができます。
これは、全身のトレーニングで応用できる知識です。
また、筋トレの種目も部位毎に多数掲載されています。
筋トレ種目も覚えられる
引用:荒川 裕志(2015年10月1日)
『筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典』
発行:株式会社ナツメ社
ベーシックで効果的な種目が多く、取り入れやすいものが揃っていて初心者にも参考になるでしょう。
筋肉の働きや鍛え方を覚えておくと、効果的なメニューを作れる!
種目選択に困ったときも、本書にある種目を参考にしよう!
「筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典」推しポイント③ 筋肉のデータがわかる
筋肉に関するあらゆるデータが参照できます。
これは、筋肉の知識を深めたいトレーナーなどには参考になる情報です。
特に巻末に記載されている「筋の詳細データ」の一覧表はめっちゃ重宝します。
記載されている情報
- 筋群
- 筋名
- 起始・停止
- 主な働き
- 筋体積
- 速筋・遅筋割合(%)
「筋の詳細データ」では、これらの情報が一目瞭然。
気になったときにすぐに確認できます。
「筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典」推しポイント④ 人間の動作に基づいた解説
終盤の章では、日常動作やスポーツ動作に紐づいた解説がされています。
動作の例
- 歩行
- 階段昇降
- 立ち上がり動作
- 野球のバッティング・ピッチング
- ゴルフスイング
- ボールを蹴る
- ボクシングのパンチ
さらに、その動作をリアルタイムに捉え、どこの筋肉がいつ作用しているかも明記されています。
なかなか、ここまで掘り下げて言語化して表現されていることは珍しいと思います。
筋トレは筋肥大だけではなく、リハビリなどの機能改善やスポーツパフォーマンス向上にも用いられます。
特定の動作の際に、筋肉や関節の働きを理解することで、どこを鍛えれば良いかが明確になります。
日常動作やスポーツなどに直結する筋肉を理解できる!
理解することで、動作に役立てるためのトレーニングが可能!
「筋肉の使い方・鍛え方 パーフェクト事典」まとめ
では、本書のまとめです。
本書のオススメポイント
- オールカラー&図解が豊富
- 筋肉の働きと鍛え方がわかる
- 筋肉の詳細なデータを参照できる
- 動作に直結した働きの解説
冒頭でもお伝えしましたが、いわば「筋肉の辞書」的な使い方ができます。
なので、本書に記されていることを事細かに覚える必要はないのです。
読み切って棚にしまっておくという使い方ではなく、すぐ手に取って読める所に置いておき、わからないときに確認するという使い方が良いでしょう。
これから筋トレを始める人にも、より筋肉への理解を深めたい人にもオススメ。
関連記事