こんにちは、ももじり(@momojiri_fit)です。
この度、NSCA-CPTというパーソナルトレーナーの資格に合格しました。
普段からトレーニングや栄養について勉強していたことが形となり、自分としても嬉しい気持ちです。
NSCA-CPT認定証
NSCA-CPTの証書届いた💮
誰でも受かるとか、役に立たないとか一部では散々な言われようの資格ですが、どこの馬の骨かもわからん奴の判断材料は一つでも多い方が安心でしょ?😄
資格なんてただの看板だから、これからもずっと勉強したい。 pic.twitter.com/BkP6aJQCvI
— ももじり三千人将@筋トレ×ブログ (@momojiri_fit) 2021年2月23日
当方、パーソナルトレーナー育成スクールなどには通っておらず、全て独学で学んできました。
そこで、今回はNSCA-CPT合格に向けて取り組んできた独学勉強法をシェアしたいと思います。
これからパーソナルトレーナーの資格が欲しい人や、トレーニングの知識を向上させたい人は参考にしてみてください。
本記事を読むとわかること
- NSCA-CPTとは
- NSCA-CPTの認定条件
- 合格のための独学勉強法
- 受験レポート
- 資格維持について
NSCA-CPTという資格について
NSCA-CPTとは、NSCA(National Strength and Conditioning Association)という団体の認定パーソナルトレーナーの資格です。
NSCAは米国にて1978年に設立。
現在、全世界88ヵ国にて会員が活動しています。
NSCA-CPTは、パーソナルトレーナーの資格としてはメジャーな部類なのではないでしょうか。
他にも、NSCAの認定資格としては、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)という資格もあります。
それぞれの特徴は以下の通り。
- NSCA-CPT
- CSCS
【NSCA-CPT】
フィットネス業界が成長し続けるにつれて、NSCA は権威ある信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定 資格の必要性を考え、1993 年に NSCA-Certified Personal Trainer® (以下 NSCA-CPT)を設立しまし た。
NSCA-CPT 認定者は、個別のアプローチを用いて、クライアントの健康と体力のニーズに対して、評価、 動機づけ、教育、トレーニングを行います。
認定パーソナルトレーナーはクライアントの健康と体力の目 標達成の手助けとなるような、安全で効果的なエクササイズプログラムの提供のみならず、緊急時の対応 も行います。
自らの専門領域を認識することで、パーソナルトレーナーは、状況に応じてクライアントを 他の健康管理専門職たちに照会します。
【CSCS】
1985 年、Certified Strength and Conditioning Specialist® (以下 CSCS)は、アスリートやスポーツ チームに対して安全で効果的なストレングス&コンディショニングプログラムを提供できる知識と技術をもつ人材を認定する資格として設立されました。
CSCS 認定者 は、アスリートのパフォーマンス向上のた めの目標達成に向けて、トレーニングプログラムに科学的知識を応用します。
CSCS 認定者は、各スポーツ 競技の特異性に合わせて、ストレングストレーニングやコンディショニングプログラムを作成し、提供す ることに加えて、栄養や傷害予防の指導も行います。
CSCS 認定者は、自らの専門領域を明確に区分し、認 識するとともに、必要に応じて他の専門家たちと相談し、アスリートを照会します。
「NSCA資格認定試験ハンドブック」より引用
本記事は①のNSCA-CPTについての記事となります。
NSCA-CPTはパーソナルトレーナーの資格としてはメジャーな部類!
ネットに情報も多く、情報収集もしやすい!
NSCA-CPTの受験資格と手続き
各記載情報は2021年時点のものです。
受験の際は必ず公式HP「NSCA資格認定試験ハンドブック」にて、最新情報を参照してください。
NSCA-CPTは受験資格のハードルが比較的低く、受験しやすいところが魅力の一つでもあります。
NSCA-CPTの認定条件
- NSCAジャパンの会員であること
- 満18歳以上
- 高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
- 有効なCPR/AEDの認定者
- NSCA-CPTの認定試験に合格
これらが、認定の条件です。
試験合格以外は割とすぐにこなせる内容です。
後述しますが、NSCAジャパンへの会員登録は年会費がかかります。
次に、試験を受けるための準備について確認していきます。
受験までの流れは以下の通り。
- 出願
- テストセンターの予約
- 受験
では、順に解説します。
さっそく、各提出書類が必要になりますので揃えておきましょう。
NSCA-CPT受験ステップ① 出願
出願には、下記書類をNSCAジャパン事務局へ送付する必要があります。
提出書類
- 学歴証明書類
- 会員番号(メモや同封書類に記載)
- CPR/AED講習の認定証のコピー
CPR/AED講習の認定証は未提出でも受験自体は可能。
ただし、資格認定には必須。
未提出で試験に合格した場合、合格から1年以内に提出する必要がある。
学歴証明書は自分の母校で発行可能。
会員番号はNSCA会員に登録すると付与されます。
一番馴染みがないのは「CPR/AED講習の認定証」ではないでしょうか?
CPR/AED講習の認定証は、各消防署などで講習会が実施されており、それらに参加すれば発行されます。
本来は実技講習がある講習しか認められていませんが、2021年時点では新型コロナウイルスの影響もあり、一部オンライン講習会の認定証も認められています。
僕は、総務省消防庁のHP「一般市民向け応急手当WEB講習」にて取得しました。
出願に必要な書類は意外と少なめ!
サクッと準備しておこう!
NSCA-CPT受験ステップ② テストセンターの予約
NSCA-CPTの試験は「ピアソンVUE」というサービスを通して行われます。
出願手続きが完了すると、ピアソンVUEから登録アドレスにメールが届きます。
そこから案内に従って、テストセンターを予約します。
ピアソンVUEのテストセンターは、全国に点在しているので、公式HPのテストセンターリストで確認できます。
注意したいのが受験期間。
有効な受験期間は120日間です。
つまり、出願が完了したら半年以内に試験を予約する必要があります。
個人的には、ある程度自信があるなら試験日は確定してしまってもいいと思います。
ダラダラと過ごしていても、勉強に身が入りません。
現実的な試験日程を計画して、逆算して勉強していくことをオススメします。
全国各地で試験が受けられるのは嬉しい!
試験日は早めに決めて、計画的に勉強を進めよう!
NSCA-CPT受験ステップ③ 受験
ここまで来たら、あとは全力を出し切るのみです。
後ほど受験レポートは詳しく解説しますが、忘れちゃいけないポイントを抑えておきましょう。
- 遅刻しない
- 身分証明書の提示(2点)
- 計算問題への対応
順に見ていきましょう。
遅刻しない
いや、遅刻て…
お前はお母さんか!!
といった声も聞こえてきそうですね。
しかし、基本中の基本です。
公式ガイドにも「開始時刻の15分前までに到着」と記載されています。
そして、開始時刻より15分以上の遅刻は「欠席」とみなされ、実質受験不可となります。
ということで、遅刻は厳禁です。
初めて行くテストセンターであれば、なおさら道に迷う可能性もあります。
十分に時間に余裕を持って出発しましょう。
身分証明書の提示
これもマスト事項。
有効とされる身分証明書
- 運転免許証
- パスポート
- 写真付き住民基本台帳カード
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
これらを提示できないと、遅刻と同じく「欠席」扱いです。
絶対に忘れないようにしましょう。
公式ガイドに記載されていませんが、自分が受験したときは2点要求されました。
一応複数持って行った方が良いかもしれません。
計算問題への対応
こちらは即不合格になるわけではありませんが、普段計算をスマホの電卓などで済ませているイイ歳こいた大人は意外と困惑します。
当日はスマホはもちろん、計算機も持ち込み不可となっています。
代わりにホワイトボードを渡されます。
計算問題が出た場合は、筆算などを駆使し自力で解く必要があります。
受験前に少し練習しておいた方が良さそうです。
- 遅刻厳禁
- 身分証明証
- 計算問題の練習
それぞれ準備を怠らないように!
NSCA-CPTの受験費用
ここもしっかり押さえておきましょう。
資格取得にかかる費用
- NSCA会員の年会費:13,200円/年
- 教材(テキスト):11,800円(会員価格)
- 公式問題集:9,900円(会員価格)
- 非公式問題集:4,000円程度
- 受験費用:46,000円(税込)
なんやかんやで、10万弱はかかりそうです。
教材や問題集にどれだけ出資するかで費用は変わってきますね。
勉強資料に関しては、後ほど掘り下げます。
費用把握も資格取得の上では大切!
必要経費は割り切って投資しよう!
各記載情報は2021年時点のものです。
繰り返しになりますが、受験の際は必ず「NSCA資格認定試験ハンドブック」にて最新情報をご確認ください。
NSCA-CPT合格に向けた勉強法
ここからは実際の勉強法。
僕が実際に行ってきた勉強法やマインドをお伝えしようと思います。
まずは、勉強に必要なアイテムを確認・整理します。
NSCA-CPTの勉強アイテム
勉強アイテムは大きく二つに分かれます。
- 教材→知識のインプット
- 問題集→知識のアウトプット
この二つ。
主に教材は知識のインプット、問題集は知識のアウトプットだと思ってください。
この両方を繰り返すことで、知識が記憶に定着していきます。
教材について
こちらは公式テキストがメイン。
受験者の知識や経験によりますが、自信のない方は公式テキスト「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」は購入しておいた方がいいかと思います。
「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」は、2021年時点では「第2版」が最新。
ちなみに、会員でなくても買えます。
と思っている人にもオススメ。
試験を受けるつもりの方は、NSCA会員登録後に公式HPにて購入した方が安上がりです。
本書の内容はかなり網羅的で、一見とんでもないボリュームなので面食らうと思います。
しかし、今回の勉強法はコレを読破する訳ではないのでご安心を。
問題集について
続いて問題集。
個人的には、テキストよりも問題集に向き合った時間の方が長かったですね。
問題集の種類
- 公式問題集
- 公式DVD
- 非公式問題集
これらを購入して進めます。
特に非公式問題集はオススメ。
これは、業者さんがNSCA-CPT用の問題集を自作してメルカリなどで販売しているものです。
非公式問題集
問題数も多く解説もしっかりしています。
問題集だけでも、かなり参考になる代物。
対して公式問題集はNSCAの公式HPから購入可能。
こちらも教材同様に会員だと少しお安くなります。
ちなみに、僕は公式の問題集とDVDは購入しませんでした。
公式の問題集はボリュームが少ないとの事前情報を得ていたので、今回は非公式の問題集をメインに勉強しました。
しかし、受験時に動画での出題にかなり苦戦しました。
普段トレーニングしていても意外と難しいです。
DVDに関しては購入しておいた方が良いかもしれません。
勉強にはテキストと問題集への投資が必須!
受験費用も安くないので、不合格になるくらいなら勉強アイテムへの投資は惜しむべからず!
NSCA-CPTの出題範囲
どういった分野が出題されるの??
どういった割合で出るの??
合格率は??
試験の出題範囲についても把握しておいた方が良いでしょう。
NSCA-CPTの出題範囲
分野 | 問題配分 | 問題数 |
---|---|---|
クライアントに対する面談と評価 | 25% | 35 |
プログラムプランニング | 31% | 43 |
エクササイズテクニック | 31% | 43 |
安全性
緊急時の手順 法的諸問題 |
13% | 19 |
ノンスコアード問題 | – | 15 |
合計 | 100% | 155 |
試験時間 | 3時間 | |
合格率
(2019年) |
78.9% |
こういった分野と配分となっています。
なんだ!合格率結構高いじゃん!
安心したわ〜!
たしかに、合格率自体は高いですね。
しかし、実際に試験を受けた印象としては、勉強して内容を理解していないと合格は難しいと感じました。
高い合格率を見て油断しないように!
出題の多い分野は、特に重点的に勉強しておこう!
NSCA-CPT合格に向けた独学勉強法
さて、ここからは僕自身が実践してきた勉強法や押さえておくポイントをご紹介します。
とはいえ、そこまでトリッキーな情報があるわけではありません。
基本的なことをコツコツやっていくことが何より大切です。
- 問題を解くことを最優先
- 苦手分野を分析・インプット
- 反復して問題を解く
- 筋トレをしていると強い
- NSCA的な考えに合わせる
- 復習×理解が大切
それぞれ見ていきましょう。
問題を解くことを最優先
まずは、テキストを眺める前にいきなり問題を解き始めましょう。
取り掛かる問題集は公式でも非公式でも、何でも構いません。
その理由としては、その方が圧倒的に効率的だからです。
効率的な勉強法
勉強資料のところでも触れましたが、公式テキストのボリュームは凄まじいです。
第2版のページ数は731ページ。
それを一から全て読んでいたのでは、さすがに時間がかかり過ぎます。
問題から先に解くことで、知識が不足している分野が明確になります。
テキストを活用するのは、そういった場合にピンポイントで読みましょう。
また、出題に慣れることも大きな目的の一つです。
嫌らしい出題がされる問題も多数あります。
問題自体に慣れることも重要です。
テキストをバカ正直に読み始めてはダメ!
問題を解いて自分の弱点を明確にしよう!
苦手分野を分析・インプット
問題を解き終わって採点をしましょう。
ある程度、自分の苦手分野の傾向が掴めるはずです。
そのタイミングで苦手分野についてインプットし理解を深めましょう。
インプットの方法
- 問題集の解説
- 公式テキストで勉強
- NSCA-CPTの解説動画
問題集の解説に関しては、綺麗にまとめられているものが多く、問題文ともセットになっているので理解しやすいかと思います。
公式テキストも網羅的に書かれているので、苦手な分野に関しては一読しておきましょう。
また、現代らしいオススメの勉強法として動画があります。
YouTube上には、NSCAの公式の講義動画や受験者が作成している解説動画も増えてきています。
NSCA公式受験対策講座
ASM Channelさんの動画
【裏ワザ】
YouTube上でNSCA-CPT関連のプレイリストを作成し、ひたすら聞く!
この裏ワザは結構オススメです。
日常的に動画を流しっぱなしにしておくと、自然と知識をインプットすることができます。
インプット方法も千差万別!
自分に合った方法でどんどん知識をついていこう!
反復して問題を解く
苦手分野を補強したら、また問題を解きます。
あとは、ひたすらコレの繰り返しです。
僕は非公式の問題集(700問)を3周ほどしました。
インプットとアウトプットのループ
後ほど解説していますが、筋トレはアウトプットにもインプットにもなり得ます。
日頃からトレーニングしていると、かなり有利。
また、注意しておくべきは前回不正解だった問題だけではありません。
前回正解していても、偶然正解していた問題に関しては要注意です。
確実に自信を持って答えられるレベルになるまで、ひたすら繰り返し学習しましょう。
筋トレしていると強い
ん?筋トレ…??
別に試験で筋肉が評価される訳じゃないよね??
たしかに、NSCA-CPTの試験では実技試験がある訳ではありません。
必須かと問われれば、そうではないでしょう。
しかし、日常的に筋トレをしていることで理解が圧倒的に早まります。
これに関しては断言できます。
特にエクササイズテクニックの分野では、かなり有利に働きます。
逆に筋トレをしていないと、種目の名前と対象部位を覚えるのですら一苦労なはず。
また、個人的に資格取得後のトレーナー活動において、トレーニング経験は必須だと考えます。
やはり、全くトレーニング経験がないトレーナーでは情報の質や誠実性に欠けると思うからです。
筋トレや栄養の本を読んでおくと知識を補強できる!
筋トレを実践すること自体が強力なインプットとアウトプット!
トレーナー活動を考えるのであれば、必須項目になり得る!
NSCA的な考えで臨む
受験するのはNSCAの認定試験。
試験の解答に関しても、NSCAが正解と定めるものが絶対です。
これに関しては覆りません。
何が言いたいかと言うと、他から仕入れた知識がNSCAでは否定される可能性があります。
例えば、サムレスグリップ。
NSCAでは基本的にトレーニングに用いることは禁止とされています。
え!?
サムレスグリップは背中のトレーニングで有効だって、SNSとか動画で見たよ??
そうなのです。
つまり、こういうことが起こりうるのです。
自分の中で正しいと思っている情報でも、NSCAでは不正解となります。
もちろん、試験では正解することに重点を置く必要があります。
そこの違いは理解しつつ、NSCA的な考えで試験に臨みましょう。
他で覚えた知識が全て試験で通用するとは限らない!
合格を目指すならば、NSCAの考え方に沿った解答を心がけよう!
復習×理解が大切
これは、全ての勉強に言えることです。
基本的なことですが、一夜漬けのような詰め込む勉強法では合格は難しいと思います。
試験では出題のされ方が問題集とイコールではありません。
内容を理解していないと問題を解くことが難しいです。
そして、内容を理解するには日々の積み上げによって記憶に定着させるしかありません。
人間の記憶には限界があり、忘却曲線というものがあります。
一度記憶しても、ある程度時間が経つと忘れてしまいます。
しかし、これを打破するのが高頻度な復習です。
数分の復習を実践することで、記憶が定着します。
忘却曲線と復習
記憶が定着するとスムーズに理解できます。
実際に僕は1日30分〜1時間程度を積み重ねていました。
試験は付け焼き刃では敵わない!
理解するには高頻度の復習がオススメ!
記憶を定着させて理解に繋げよう!
NSCA-CPT合格に必要な勉強期間
これは、受験者の前提条件によって異なります。
日常的に筋トレや栄養について勉強している人は、当然予備知識が豊富であり、勉強そのものに対してもハードルが低いでしょう。
逆に知識・経験ゼロからだと結構時間がかかると考えた方が良いかもしれません。
勉強の効率にも左右されますが、基本的に聞き慣れない言葉のオンパレードです。
それぞれざっくり見てこんなところでしょうか。
合格までの勉強期間
- 普段から筋トレやそれらの情報収集をしている→1〜3ヶ月
- 知識・経験ゼロ→4ヶ月〜半年
ちなみに僕は日常的に筋トレをしていて、大体3ヶ月弱でした。
スタート地点はそれぞれ違っても、計画的にしっかり積み上げれば独学で十分に合格できると思います。
勉強期間は人それぞれ!
スタート時点の知識と日々の時間確保による!
無理のない範囲で積み上げよう!
NSCA-CPT受験レポート
ここでは受験の際のレポートについてまとめます。
受験となると、いろいろ不安が募るもの。
注意すべき点があるので確認しておきましょう。
- PC操作と見直し機能
- 携行品の持ち込み禁止
- 試験時間と立ち回り
- 合否判定について
PC操作と見直し機能
テストは全てPCにて行います。
ここまでの基本的な手続き関連もPCがメインだったので、問題はないかと思います。
難しい操作やタイピングはなく、マウスのクリックだけ。
3択問題をひたすら解いていきます。
PC操作で注目しておきたいのが、「見直し機能」。
全問回答後に見直し画面に移行します。
未回答の問題には印がついており、回答忘れが起きない仕様になっています。
PCでの操作はクリックのみの簡単操作!
タイピングの早さは要求されないので安心!
携行品の持ち込みは禁止
試験時は、基本的に携行品の持ち込みが禁止されています。
許可品については公式HPをご確認ください。
不要な携行品はもちろん、羽織っている上着もロッカーに預けなければなりません。
ズボンのポケットの中身も確認されます。
試験室に持ち込めるのは、回答用に渡されたホワイトボードとペンのみ。
先ほどもお伝えしましたが、計算機の類も持ち込めません。
計算問題も結構出題されますので、解けるように練習しておきましょう。
丸腰で試験に挑むこととなる!
計算問題は解けるように練習しておくこと!
試験時間と立ち回り
NSCA-CPTの試験時間は3時間です。
3時間もあるの!?
余裕すぎない??
そんな風に思っていた時期が僕にもありました…
まず、問題数が155問と多量です。
これだけでもそこそこ時間がかかります。
それに加え、回答の見直しや計算問題の計算時間も含めると割とギリギリになります。
少なくとも、僕は時間をほぼ使い切りました。
試験中は自由に休憩をとることが可能です。
そ、そうなのか…
この時間をできる限りフル活用して合格率を少しでもあげないと…
この時点で勉強不足を悔いても仕方がありません。
この段階でできることをやりましょう。
合格率を引き上げる立ち回り
- 必ず回答の見直しをする
- わからない問題に時間をかけすぎない
この時点で合格率を上げるのであれば、ケアレスミスを防ぐこと。
特に多いのが「正しいものを選べ」と「誤りを選べ」を間違えて回答してしまうこと。
選択肢には必ず全て目を通すことを心がけましょう。
また、わからない問題に時間をかけ過ぎるのも良くないですね。
基本少し考えてわからなければ、未回答で飛ばしてしまってもOK。
後から見直し画面で確認し、再度挑戦すればいいだけです。
それなりのペースであれば、ひとまず全問目を通すところまでは2時間以内に到達できるはずです
時間はたくさんあるようで意外とギリギリ!
油断せずに戦略的に進めていこう!
合否判定について
NSCA-CPTでは、合否判定は即時判定されます。
試験が終わり、PCから離れ受付に向かうとその場で合否が記載されたスコアレポートを手渡されます。
一応「スコアレポート」と銘打ってありますが、どの問題が正解で、どの問題が不正解かはわかりません。
全体の正解数と得点が示されます。
NSCA-CPT資格維持について
NSCA-CPTは”取得したら終わり”という資格ではありません。
有効期限内に資格更新に然るべきハードルを超えなければなりません。
これを満たせない場合、資格失効となります。
資格更新の条件
- 必要CEU数を満たしていること
- CEU報告ボタンにより手続き
- 資格認定者の倫理規定、懲戒方針に同意
- 有効なCPR/AED認定の保持している
- 更新料の支払いを行う
継続教育活動単位(Continuing Education Units)と呼ばれる単位の取得が必要です。
※以下、CEU。
資格更新に必要な「CEU数」や「更新手続き期間」は、合格後に送付される「資格認定証送付のご案内」に記載されています。
更新に関する案内
CEUの獲得方法は以下の通り。
CEUの獲得方法
- NSCAジャパン主催の教育イベントへの参加
- S&Cやパーソナルトレーニングに関するクイズ
- 自己学習活動の申告
これらを期限内に行って、単位を取得していかなければなりません。
これが、他の資格と大きく異なる点でもあります。
資格維持にもいろいろあるんだ。
合格後なのに、なんだか大変だね…
更新に費用や時間はかかりますが、継続的に勉強しているという点では、信頼を得られる制度かもしれません。
資格を取得しても継続的な勉強は必要!
面倒だけど本質的なことではある!
日々学びを続けることは大切!
NSCA-CPTの概要と勉強法 まとめ
今回はNSCA-CPTの概要と合格のための勉強法について、ガッツリ書きました。
いつものごとく、まとめておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
NSCA-CPT認定条件 |
|
出願に必要なモノ |
|
NSCA-CPT取得にかかる費用 |
|
NSCA-CPT独学勉強法 |
|
受験時に押さえておくポイント |
|
資格の更新条件 |
|
今回、無事NSCA-CPTを取得できましたが、自ら欲しいと思って取った資格は初めてです。
仕事の都合上、仕方なく取得した資格は過去に何度かありましたが、そのときとは比べ物にならないほど、勉強が捗りました。
やはり受け身ではなく、自分で選択的に物事を進めていった方が、充実度も達成度も高いと改めて実感しました。
これからも資格更新の為だけではなく、自分自身のスキルアップも兼ねて、トレーニングや栄養に関する学びは続いていこうと思います。
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